9月29日、9月定例議会 一般質問

1 一般県道小牧春日井線の整備について
一般県道小牧春日井線の整備について北条橋のS字から田楽グランド北交差点の間を直線化するバイパス整備の見通しについて質問をしました。これに対して県建設部長の答弁要旨は下記の通りです。

(建設部長答弁要旨)
一般県道小牧春日井線のバイパス整備の見通しについてでございます。

小牧春日井線は、国道41号から小牧市中心部及び春日井市北西部を通り、国道19号に至る尾張北部地域の重要な東西の幹線道路であります。

これまで、春日井市内では、交通の円滑化と歩行者の安全確保を図るため、上田楽町地内の2箇所の交差点において、右折車線を追加するなどの改良事業を進めてまいりました。

また、北条橋付近におけるS字状のカーブ区間につきましても、交通安全対策として、昨年度、速度抑制や注意喚起のための路面標示などの対策を実施したところでございます。

しかし、議員ご指摘のとおり、このカーブ区間では大型車のすれ違いが困難で、渋滞の発生原因ともなっており、県といたしましても、この解消のためには、北条橋を含む約300mのバイパス区間の整備が必要であると認識しております。

そうした中、沿線には新たに大規模な物流施設の建設が進められるなど、物流関連企業が集積しつつあり、この区間を利用する大型車の増加がさらに見込まれております。

このため、国の来年度の公共事業に関する概算要求基準が今年度当初予算のマイナス10%と示されるなど、予算は、ますます厳しい状況ではございますが、春日井市ともよく調整しながら、バイパス整備をどのように進めるか検討してまいりたいと考えております。

2 特別支援学校のエアコン設置について
愛知県の特別支援学校の教室冷房化は、特に急務であると考えるところであり、これまでの冷房設備の整備状況、どういった考え方で整備されてきたのか、また、今後の明確な取組の方向性を質問しました。

(教育長答弁要旨)
特別支援学校の教室冷房化に関するご質問にお答え申し上げます。

特別支援学校におきましては、特に健康への配慮が必要となる子どもも在籍しておりますことから、暑さ対策はたいへん重要のことと考えております。

これまで、特別支援学校の冷房化は、利用者が多い図書室、医務休養室、訓練室、食堂などを先行的に整備するとともに、体温調節が困難な子どもが在籍する学級を優先的に進めてまいりました。

その結果、肢体不自由養護学校の普通教室の冷房化はほぼ完了しておりますが、特別支援学校全体の冷房化率は、まだ30%程度にとどまっているため、冷房化がされていない普通教室には、扇風機を設置してきたところであります。

本県では、現在、第2次あいち地震対策アクションプランに基づき、平成27年度までに県立学校施設の耐震化を完了させるという重要課題に取り組んでおりますが、厳しい財政状況において、耐震化に合わせまして、特別支援学校の冷房化を一気に進めることは容易ではなく、重点化を図っていかざるを得ないというふうに考えております。

近年、特別支援学校におきましては、障害の重複化が進み、肢体不自由以外の学校にも体温調節が困難な子どもが増加してきております。

そのため、そうした子どもたちが安心して学校生活を送れるよう、まずは、冷房の整備が完了していない学校の小学部、中学部、高等部など各部において、冷房化した教室が少なくとも1つはあるように整備してまいります。

その後につきましても、各学校に在籍する子どもの障害の実情に応じまして、順次、冷房の設置を拡大してまいりたいと考えております。

3 公共工事のあいち電子調達共同システムにおける不具合について
プログラム改修の根本的対策は完了したのか。次に、どのような検証の組織を作るのか。また、その検証の場では、何を明らかにする考えかを質問しました。

(地域振興部長答弁要旨)
公共工事のあいち電子調達共同システムにおける不具合について、お答えします。

まず、今回のシステムにかかる不具合については、システム利用者はじめ関係する方々に多大なご迷惑をおかけしたことを、誠に申し訳なく思っております。

お尋ねの件でございますが、まず、プログラムの改修につきましては、市町村とともに各種テストを重ね、不具合は生じない旨を確認しており、明日30日のサービス利用時間終了後、プログラムの改修を完了する予定です。

次に、検証の場の構成は、実際にシステムを利用する県関係部局及び市町の職員、情報システムに詳しい学識者、そして、今回は特に法律問題にも明るい専門家を加える考えでございます。

本事案を検証する場では、原因の究明と再発防止策の検討を行い、システム開発業者の責任についても、しっかり議論していただくこととしております。さらに、協議会のその他のシステムについても併せて検証を行っていただく考えです。

今後、二度とこうした不具合を起こさないよう、徹底した検証を行い、このシステムに対する信頼を取り戻し、引き続いて有用なツールとしてご利用いただけるよう努めてまいります。

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